幅広いスキルを!フリーランスデザイナーのゼネラリストとして活躍する
フリーランスを大きく2つに分けると、前記事で紹介した「スペシャリスト」と、本記事で紹介する「ゼネラリスト」にわかれます。この2つは本当に対照的で、「スペシャリスト」が専門分野に特化しているのに対し、「ゼネラリスト」は複数の分野の仕事をこなします。ゼネラリストを目指すには、より深いクライアントとの付き合い方が必要にもなってきます。同じフリーランスデザイナーでも、目指す方向性が違えば、色々なことが変わってきます。「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」一体、何がそんなにも違うのでしょうか?ゼネラリストを目指す人とは?
・とにかく来た仕事は受けたい
・色んなジャンルで仕事をしたい
・クライアントとは長く仕事をしていきたい
etc…
スペシャリストのように「掘り下げ・突き詰めていく!」というよりは、クライアントの要望に柔軟に対応し、希望する形にしっかり完成させる、というスタイルがゼネラリストです。そして、ジャンルの専門を狭めることなく仕事を受けるため、フリーランスデザイナーとして幅広いジャンルについて一定の知識・スキルを持ち合わせることが必要となってきます。
顧客契約を結び、長くクライアントと付き合っていくことも多い「ゼネラリスト」。日々の受注も含め、長い目でクライアントとの信頼関係を築かなければなりません。手広く仕事を受けるためのしっかりとしたスケジュール管理が必要となってきます。「お世話になっているから」と、スケジュールをぎゅうぎゅうに詰め込んでも、自身の体調に悪影響を及ぼしてしまいます。長くお付き合いを望むため、無理のない真摯なプランを提示することも大切となります。
ジャンルを絞らない分、知識もスキルも幅広いため、ひとつの依頼に様々な角度からの提案をする事ができます。より良い提案を生み出していく事で、長い目で信頼関係を築く事ができます。ワンストップで柔軟に対応できるため、信頼を勝ち取ったクライアントにとって、無くてはならない存在になることも可能です。仕事内容は複数のジャンルをこなすため、依頼を断るストレスがなく、今後の依頼にもつながり、長期の顧客契約を結ぶことも多いでしょう。では、デメリットは何か?幅広い仕事をこなさなければならないために、常に膨大な知識を頭にいれておく必要があります。各分野における新しい情報を常にとりこみ、スキルを磨く必要もあります。ですが、特定ジャンル別にみると、専門に特化した「スペシャリスト」よりは、そのジャンルにおいては劣ってしまうでしょう。
「ゼネラリスト」と「スペシャリスト」では、クライアントへのアプローチが変わってくるはずです。ゼネラリストの方が比較的長く同じクライアントと接するため、しっかりとした交友もポイントになってきますね。