UI,UXにこだわる、WEBデザイナー

閲覧者の「使い勝手」までを含めてデザインする、WEBデザイナーの仕事

WEBサイトを見ていて、なんか見づらいサイトだな・・と思ったことはありませんか？ 見たい情報がすぐに見つからなかったり、いきたいページにたどりつけなかったり、トップページに戻れなかったり。面倒になってみるのをやめてしまう。こんなことは、誰にでも経験があるはず。そういう見づらいWEBサイトは、どこかしら、閲覧者にとって使い勝手が悪いデザインでつくられています。これを「UIデザインが悪い」と表現します。UIとは、User Inteface （ユーザーインターフェイス）の略で、操作性・使い勝手を意味します。このUI までを考えてWEBサイトの見た目をデザインするのが、WEBデザイナーの仕事です。見た目がいくら美しくてもUIデザインが良くないWEBサイトはせっかく来てくれた訪問者がすぐに離脱してしまい、伝えたい情報を伝えることができません。最近では、UI に加え、UX （User Experience ：ユーザーエクスペリエンス）という単語も流行っています。UI が使用感であるのに対し、UXは、満足度をさします。おもしろい！ステキ！楽しい！などの満足感を与えられるデザインを、UXが良い、と表現します。美的センスとUIデザインをどう両立させ、UXを生み出す優れたWEBサイトをデザインできるかが、WEBデザイナーの腕の見せ所です。

WEBデザイナーに必要なスキルとは

まず、WEBサイトの見た目の部分をデザインをするために使われるソフトは、Adobe Photoshop、Adobe Fireworks、Adobe illustratorが主流です。これらのソフトを使いこなすスキルは必須です。WEBデザイナーといっても、見た目部分のみを担当する場合と、見た目のデザインから実際にインターネット上で見られる状態にするコーディングまで全てを担当するケースがあります。見た目部分のみでも仕事はあるので、必ずしも全てをカバーする必要はありません。フリーランスWEBデザイナーとして極めるのであれば、一通りできるにこしたことはありません。コーディングには、HTMLの他、PHPやJavaScriptなどのプログラミング知識が必要になります。ファイルをサーバーに転送するためにFTTPの知識も必須です。ネットワーク関連の知識も必要となります。

技術進歩も流行廃りも激しいWEB業界

WEBサイトは流行廃りが激しく、その流行はめまぐるしく変化しています。立ち上げ当初は最新デザインでも、そのまま数年も経てばあっという間に古臭いサイトに変わってしまうのです。WEBデザイナーは常に最新のトレンド情報を敏感にキャッチし、そのデザインについていかなければなりません。また、WEBサイトを見るためのデバイス（機器）も次々に新しいものが登場しています。PCひとつとっても、軽量化によるダウンサイジングや、画面のワイド化など、新しい画面サイズがどんどん登場します。そしてその最たるものが、スマートフォンの登場です。スマートフォンの普及により、PCよりもスマートフォンでWEBサイトを見る人の方が多くなりました。そうすると、スマートフォンの小さな画面でも見やすいUIのWEBデザインが急務になるのです。このようなめまぐるしい進化をいち早くキャッチして、ついていくこともフリーWEBデザイナーに求められる資質です。